1880年代の新天地ニユー・メキシコを舞台に、アパッチ、白人の対決を描く。監督はエドワード・ドミトリク、ルイ・ラムールの「アメリカ西部における真実」をJ・J・グリフィス、ハル・ホッパー、スコット・フィンチが脚色した。
監督:エドワード・ドミトリク
出演:ショーン・コネリー、ブリジット・バルドー、スティーブン・ボイド、ジャック・ホーキンス、ぺーター・ファン・アイクなど。
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シャラコ : Shalako (1968)のあらすじ
未だ白人が足を踏み入れなかった新天地ニュー・メキシコに、ヨーロッパ貴族の一隊が狩猟をするためにやってきた。ダゲット卿(ジャック・ホーキンス)、その夫人(オナ・ブラックマン)、美しい未亡人イリナ(ブリジット・バルドー)、女に求婚を迫るハルスタット伯(ピーター・ヴァン・アイク)、そして“ホワイト・ハンター”と呼ばれるガイド役のボスキー(スティーブン・ボイド)らである。この白人侵略に怒ったアパッチ族は、たまたま隊を離れたイリナを襲ったが、彼女を救ったのは、白人とインディアンの混血シャラコ(ショーン・コネリー)だった。隊に戻った2人に対してハルスタットは嫉妬した。シャラコは帰り際、今襲ったアパッチが戻ってくると警告したが、ハルスタットは、一斉射撃すれば防げるという安易な考えで、彼の警告を無視した。やがて一行は旅の疲れをいやすため、平原の真ん中にある廃屋に身をおちつける。だが、野蛮な土地にきたことを後悔し始めたダゲット夫人は、夫と口論し、ボスキーと親しくなっていった。明け方、シャラコの警告通り、アパッチの襲撃が始まった。矢と銃弾を浴びせられ、残ったのは1台の馬車と数頭の馬だけだった。その時、突然ボスキーとダゲット夫人は残されたわずかの財産を奪って逃亡した。数時間後、シャラコが現れた。彼はこの大西部脱出を徒歩で試みようという。大山脈を越え、岩壁をよじ登る。それは苦難の大移動だった。翌日、一行はボスキーと再会した。彼の話によれば、途中アパッチに襲われ、夫人は殺されたというのだ。再度アパッチに襲撃されたが、シャラコの活躍で何とかその場は切り抜けた。それもつかの間、今度はダゲットがボスキーと射ち合い2人共倒れた。これで戦いはすんだかにみえたが、シャラコにアパッチの闘士チャトー(ウッディ・ストロード)が決闘を申し込んだ。周囲は息を殺して2人を見守った。槍と槍のアパッチ式試合だったが、シャラコの槍はチャトーの喉もとにくいこんだ。チャトーの父がシャラコを制した。そして2度と隊を襲わないことを誓った。やがて1人立つシャラコを追って、イリナも姿を消した。